中学受験で失敗してしまう一番の理由は「準備不足だから」です。なぜ準備不足になったかというと「現状把握ができずに志望校との学力差がわからなかったから」です。そうならずに成功する方法を解説します。
- 中学受験に失敗したくない人
- 中学受験に不安を抱えている人
- 中学受験で失敗しない方法を知りたい人
「現状把握ができないから準備不足になる」ということを理解しましょう
中学受験で失敗してしまう一番の理由は「準備不足だから」です。例えば、
- 入試当日に初めて見たタイプの問題が出題された
- 成績が徐々に下がっていき、当初の志望校からランクを下げた
タイプは違いますが、どちらも準備不足の例です。
ちゃんと過去問を研究しておけば、入試当日に初めて見るタイプの問題が出題されることは(ほぼ)ないと思います。
また、成績が徐々に下がっていったという場合でも、成績が下がり始めた時に原因を追究して対策をすれば、志望校のランクを下げずにすんだかもしれません。
これらの例のように「準備不足」になってしまうのは、「現状把握ができていないから」です。
模試の結果が返ってくる度に現状を把握すること
現状を把握するために一番有効なのは模試を受けることです。「そんなの当たり前」と思うかもしれませんが、模試の結果を受けて冷静に現状を分析することが大事です。
大人であれば模試から自分の弱点や復習すべきところを分析できますが、小学生には無理です。たいていは「今回は調子悪かった」ですませてしまいます。
模試の解き直しは当然必要ですが、それと合わせて「基本的なこと」なのに理解できていないことがないかをチェックしましょう。例えば、
- 割合や単位量の問題で、割り算の順序で悩んでいる
- 比例の問題で、2つの関係が比例関係であることが理解できていない
こうした傾向が見えた場合、子供は「概念がわかっていないけど、先生やみんなの真似をして式を作っているだけ」という状態です。
こうした混乱は習いたての時には珍しくありません。しかし模試を受ける段階でこの状態であれば、確実に授業から遅れ始めているということになります。ここで手を打たずに放っておくと、どんどん遅れて成績は下がっていきます。
先ほどの例の場合、子供に「他の人はきちんと考え方を理解して躊躇なく式を作ったが、自分はよくわからず自信がないまま式を作った」という現状を把握させる必要があります(わからないことは決して悪いことではないので、絶対に怒ってはいけません)。
ここで「基本的なことが理解できていない」という「現状」が理解できれば、克服するために復習に取り組むことができます。現状が理解できなければ、わからないまま放置してどんどん成績が下がることになります。
模試の度に子供と話し合って、現状を把握して弱点を克服していけるようにしましょう。
【まとめ】準備不足とならないように、現状を把握して頑張りましょう
中学受験で失敗してしまう一番の理由は「現状が把握できずに準備不足だから」です。小学生に現状を把握することは難しいので、親がしっかりサポートしてあげましょう。
手遅れになってしまわないように、現状をきちんと把握して頑張りましょう。