中学受験の算数で方程式を使うと減点?→されませんが覚悟が必要

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中学受験の算数で「方程式で解けば簡単なのに」と思いませんか?方程式で解いても理不尽に減点されることはありません。ただし子供に方程式を教えるなら、相当な覚悟と専用の学習計画が必要です。この記事ではその理由を解説します。

この記事の対象者

  • 中学受験の算数の教え方で困っている方
  • 中学受験の算数で高得点を取りたい方
  • 中学受験に向けた準備について知りたい人

記事を書いている私は、塾・家庭教師歴10年以上の『教えることのプロ』です。30歳から受験勉強を始めて大学受験、そして国立大学を首席で卒業。累計50万DL突破の暗記アプリ『マナビミライ』の開発者です。

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「方程式」だけをかいつまんで教えることはできない

算数・数学は学問としての歴史が深く、指導要領が完成されています。小学校・中学校の教科書通りに進めていくことで、しっかりとレベルアップしていけるように作られています。素晴らしいです。

この指導要領を逸脱して突然方程式に取り組んでも、子供は混乱するだけです。方程式を解くために必要な数学的考え方を順番に身に着けていかなければいけません。思い付きで方程式を教えては絶対にダメです。

普通の中学受験の算数の進め方とは異なり、小5の序盤で中2の連立方程式まで先取り学習が必要

中学受験を「方程式」で乗り切ろうとする場合、中2の連立方程式まで学習しておく必要があります。

先ほど述べたように、連立方程式だけかいつまんで教えることはできないので、教科書を順番にすすめていく必要があります。

連立方程式を作って解くような問題が出題されるのは、テキストのレベルにより異なりますがおおむね小5からです。つまり小5の序盤には中2の教科書レベルまで勉強しておく必要があります。

これは中学受験を見据えて低学年から取り組んでいれば、不可能ではありませんが、高学年になってからでは間に合いません。

小5の序盤で中2の教科書に到達するために、小1から先取り学習をはじめるということになります。専用の学習計画が必要です。

【結論】中学受験の算数を方程式で乗り切ろうとするなら、専用の学習計画と覚悟が必要

中学受験の問題を方程式で解くならば、小5の序盤に中2の連立方程式まで学習しておく必要があります。

それには専用の学習計画が必要で、低学年のうちから準備しておく必要があります。決して不可能なことではありませんが、相当な準備と覚悟が必要です。

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